体の真ん中を通る督脈と任脈はエネルギーの源ってお話
目次
経路から始まります
経絡??
皆さまも一度は耳にした事があるかと思います。
勝手なんですが、僕の中でのイメージは
北斗の拳のケンシロウが敵に繰り出す北斗百裂拳で体の秘孔を突くイメージ。
そう、ケンシロウさんは体の秘孔を熟知しており、いわゆる人体のツボ攻めを武器にしておりました 笑
さてさて経絡とは??
古代中国において、人体の中の水や気や血などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質の通り道として考え出されたものである。経は経脈、絡は絡脈を表し、経脈は縦の脈、絡脈は横の脈の意味。
今回ご紹介する
督脈 と 任脈
督脈は縦の脈になります。体の後正中線ラインに流れる経絡です。
会陰部から始まり、脊柱に沿って登り、後頭部の正中を登り、脳に入り、さらに頭部の正中を下り、歯根の正中で終わります。
任脈も縦の脈の前正中線を流れる経絡であります。
会陰部に起こり、下腹部の正中を上り、臍に達し、さらに腹部、前胸部の正中を上り、のどを循り下顎の正中から下歯齦に終わります。
任脈
https://ameblo.jp/kuranio より出典
人体のエネルギーの通り道である陽の道、陰の道
任脈は「陰の海」、督脈は「陽の海」と呼ばれていて、陰と陽のそれぞれのエネルギーの根源的な存在にあたります。
またインドではチャクラと呼ばれいる気と同じ方向に流れています。
督脈は陽経の海といわれ、その流れにある経穴に作用することは、生体の陽気を活発にさせることになります。具体的には頭項部の鎮静作用、上背部の呼吸・循環器系の調節、中背部の消化器系、泌尿器系及び腰椎の疾患の治療、腰仙骨部の生殖器系や婦人科の疾患の治療に大別されるとのこと。
任脈は陰経の海といわれ、諸陰経を統括する作用をもつ。その流れにより、経穴の主治は泌尿・生殖器系の諸症状、消化器系の諸症状、胸部の心肺疾患や頚部の咽喉疾患、顔面下部の知覚・運動障害等の三つに大別される。この中で特に下腹部の諸経穴は泌尿・生殖器系、婦人科の疾患に腹部の諸経穴は消化器系の疾患によく用いられる。一部の経穴は強壮作用や沈静安神作用を持っています。
頭のツボは督脈ラインにある
神底、上星、顖会、前頂、百会、後頂、強間、脳戸、風府、瘂門の10ツボになります。
http://www.aimy-ss.jp/index.htmlより出典
効果、効能
・神庭(しんてい)
慢性鼻炎、慢性副鼻腔炎、頭痛、めまい、てんかん、顔のむくみ、目の周りのくま、肌の血色を良くする。
・上星(じょうせい)
鼻づまり、鼻いびき
・顖会(しんえ)
めまい、立ちくらみ、のぼせ、鼻血、顔のはれやむくみ
・前頂(ぜんちょう)
頭痛、めまい、鼻炎、不眠、高血圧
・百会(ひゃくえ)
血圧の安定、めまい、立ちくらみ、乗り物酔い、二日酔い、頭痛、耳鳴り、脱毛症の予防、痔
・後頂(ごちょう)
寒気、めまい、不眠症、肩こり、三叉神経痛、生理不順、脱毛予防やてんかん
・強間(きょうかん)
頭痛、脳充血、高血圧、てんかん
・脳戸(のうと)
頭痛、顔面痛
・風府(ふうふ)
頭痛・鼻づまり・咽喉痒痛・眼瞼
・瘂門(あもん)
頭痛・背中の張り・鼻血・後頭神経痛、耳や鼻、頭の不調
全て頭にある督脈のツボになります。
ドライヘッドスパの施術の際などにはこちらの督脈のラインのツボ指圧は欠かせない施術になってきます。3秒押して3秒離す、百会は5秒押してから離すが基本的な指圧になります。
まとめ
この2つの経路、督脈と任脈は身体のエネルギーの陰陽をつかさどる大切な気の通り道なんです。陰と陽のそれぞれのエネルギーの根源的な存在になってきます。
この任脈と督脈が活性化されていれば陰陽のバランスが取れて心と体の質はとても良くなります。
頭に存在する10個の督脈ラインのツボも体の活性化には欠かせないツボになります。
体の症状に合ったツボを指圧して体内エネルギーのバランスを保つことは日々の生活には大切なのです。
皆さんも心がけてみて下さい。
comme moi
自分らしく、私らしく、綺麗であるために
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