髪、頭皮に関するマメ知識をお教えします。
目次
髪が伸びるのが早いか遅いかの真実
お客様の中にも何か髪が伸びるのが早く感じるんですよねー、と言われる方がいらっしゃいます。
結論から言うと
髪の伸びるスピードは皆同じ
です。
1か月にだいたい1センチ髪は伸びます。多少の個人差はあるにしても、大差は無いです。
毛が太く、量が多く、癖で膨らむ毛質の方はだいたい髪の伸びが早く感じ、これとは逆に猫っ毛の細毛さんは伸びが遅く感じるようです。
要は見た目や手触り感、長さは一緒でも毛の太さや量で感じ方は変わりますね。
感じ方の違いが髪の伸びが早い、遅いの感じ方の違いに繋がるようです。
そして良く昔から耳にする性欲の強さと髪の伸び率は比例するのか?
体毛は性ホルモンに左右される部分が大きいため、男性に関しては性欲が強いと性ホルモンが多い・体毛が濃い・よく伸びる、ということが言えるかもしれません。ただ年齢や健康状態によっても変わってくるので、一概には言えないようです。
体毛が濃いとハゲやすいのか?
よく毛深い男性はハゲやすいとの噂を耳にしますが、実際はどうなのでしょうか?
抜け毛に原因となる男性ホルモンがジヒドロテストステロンというホルモンです。
このホルモンを吸収しやすい頭皮体質か否かで抜け毛具合が変わってくるようです。
なので、体毛が濃いとしてもハゲやすいとは一概に言えないようです。
ちなみに女性は男性に比べてはげにくいと言われますが、それはいわゆる女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンのおかげです。
女性の身体は女性ホルモンに守られているんです。よく出産後に抜け毛が増える、生理中は髪質が変わる、年齢と共に髪の毛が細くなる、コシが無くなると言った原因はホルモンバランスが崩れてくる影響からです。
因みにコーヒーに含まれるカフェインは男性ホルモンのジヒドロテストステロンの生成を抑制してくれるようです。
そして、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用をする大豆に含まれる大豆イソフラボンを摂取することで抜け毛対策にも繋がるようです。
抜け毛の原因
1.角栓様物質
皮膚を乾燥や雑菌から守る為に皮脂が皮脂線で作られ、毛包内を通って頭皮の表面に分泌されます。
この皮脂が空気に触れて酸化すると、4時間から8時間程度で酸化皮脂となり、それが角栓様物質となって毛穴を塞いでしまいます。
毛穴が塞がれると、新しく作られた皮脂は毛穴に溜まってしまいます。
皮脂が溜まり続けると、毛穴の中で炎症が起こり、毛包内で髪の毛が固着している力が落ち、髪が抜けやすくなってしまいます。
この角栓様物質を除去するにはヘッドスパ等で洗浄し、自宅ケアとして、洗浄力もあり頭皮や髪に優しいアミノ酸系シャンプーにし、毛穴がつまらない様に維持し続けてあげることが必要なのです。
皮脂が酸化しないように抜け毛の予防ケアとして、育毛剤や頭皮用化粧水で頭皮を保湿し、皮脂が酸化しないようにしてあげることも重要です。
2.遺伝による薄毛
男性ホルモンのテストステロンと、毛根周辺にある酵素5アルファリダクターゼが影響を与えてできる脱毛ホルモン、ジヒドロテストロンの感受性が高いか低いかで、遺伝での脱毛症が決まってきます。
一般的に、三親等までのご家族に影響があると言われています。
3. 血行不良
血行不良は薄毛や細毛にも悪影響を与えると言われています。
頭皮は身体の一番上にあり、指先や足先と同じ末端です。
耳から上は太い動脈がなく毛細血管となっており、ちょっとした疲れや肩凝り等で血流が悪くなると、髪を作り出す毛母細胞に栄養を届けることが出来ず、毛髪が細くなったり、ハリコシやツヤが低下してしまいます。
血行不良は日頃の生活習慣が原因になる事がほとんどですが、実は頭蓋骨の形や頭皮の硬さなどで左右されることもあります。
髪の毛にしっかりと栄養を届けるという意味では運動も大切です。
特に、首や目の周りの凝りを日々解消してあげましょう。
4.牽引性脱毛症
ポニーテールにすると本当におでこが広くなるんでしょうか。
これは、ある意味では正解です。
その一つの要因は牽引性脱毛症です。
これは、読んで字のごとく、引っ張られることで毛が抜ける症状です。
髪を縛る際は少し緩めくらいでまとめてあげましょう。
まとめ
個人的解釈で言えば頭皮の硬さや量や髪質は遺伝的要素が強く、ハゲやすい、ハゲずらいは遺伝的要素+血流具合によるものかと思います。
長年、様々な環境で生活する人々の頭皮や髪を見てきての見解。
そして、
ハゲたくない
ことは世界中の男性の共通認識だと思います。
ハゲない為に
食生活、睡眠、運動、入浴、マッサージ、ストレス解消など日々の暮らしを改善していきたいと思います。
ハゲない為に励みましょう!
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